南米大陸の南端 Southern End of the South American Continent

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 チリ共和国は、地球上で日本から最も遠い場所のひとつだ。日本ではチリといえば銅とワイン、あとはせいぜいシャケくらいしか知られていないと思えるが、それがかえって私のチリに対する好奇心をかき立てた。そのユニークな長さと形もチリに興味をそそられる大きな理由になっている。ブラジルやペルーなどと違って、日系移民の数が多くないこともより遠さを感じさせるのかもしれない。
 ある日私は、チリの長い長い海岸線を南下していた。日本に比べるとそのほとんどは荒涼とした何もない土地だったけれど、遥かな国の見知らぬ場所を旅するのは楽しかった。途中、海峡をひょいと飛び越えたところに、チロエ島というわりに大きな島を見つけた。岩手県を縦半分にしたくらいの島だ。ここには、カラフルで素朴で独特な色合いの可愛らしい木造教会がたくさんあった。珍しさを感じると同時に、やはりここもヨーロッパ人がやって来た島なのだと思わされた。ちなみに、この島の木造教会群は世界遺産に登録されている。

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 チロエ島を後にして本筋に戻ると、海岸線はだんだんと複雑に入り組んでついには迷路の様相を呈してきた。チリ南部の海岸はノルウェイと同じようなフィヨルド地帯なのだ。私は、いつになったら南米大陸の端に着くのかなと思いながら、辛抱強く旅を続けた。
 フィヨルド地帯を抜け、やっと迷路を脱したと思ったのもつかの間、今度は突然海岸線の向きが変わって北上し始めた。その上、どこまで行っても向こう岸につながる場所が見つからない!!それもそのはず、私が南米大陸の端だと思いこんでいたエビの尻尾の先のような部分は、実は大陸の端ではなく、大きな島だったのだ‥。そして、尻尾がちょん切れたような大陸の端とこの島の間にあるのがマゼラン海峡で、島の名前はスペイン語でテラ・デル・フエゴ、フエゴ島というのだと初めて知った。
 Google Earth では世界の地理について多くの事実を発見することができる。

 

The Republic of Chile is one of the farthest places on Earth from Japan. Japanese people don’t know much about Chile except that it has copper and delicious wine, which made me curious about Chile. The unique length and shape of Chile made me more curious.

One day, I was travelling down the long coastline of Chile to the south. Most of the coastline looked deserted compared to Japan, but I enjoyed it. On my way, I jumped a channel and found out about a fascinating Chiloe Island that is registered as a World Heritage site.

After leaving Chiloe, the coastline was getting complicated. The coast of southern Chile is a fjord zone similar to Norway. I went on wondering when I would get to the southern end of the South American Continent.

However, the coastline shifted suddenly. I couldn’t find any connections between the pieces of the coast!!

We had never learnt at school in Japan that the southern end of the South America is not a part of continent but an island...

I can discover many facts about world geography on Google Earth.